今年のヴァレンタインは、久しぶりにシャンソン歌手梨里香さんのライブを楽しむことに・・。
梅田のシャンソニエ「ジルベール・ベコー」といえば、シャンソンに興味がなくても気になる老舗のライブ・ハウス。
期待に胸が弾みます。
最初は、「すみれの花咲く頃」。梨里香さんのドレスも春の花ような可憐な花の覆われて、ため息がでるくらい美しい・・。
彼女の持ち味のポピュラーな映画音楽も聴きたいな~と思っていたら、フランシス・レイの「白い恋人達」と「男と女」を立て続けに謳ってくれて、もうすっかり惹き込まれ。
あれ、でも、今日の梨里香さんは、いつもより緊張されているみたい?
と思ったら、それもそのはず・・
「ベコー」の35周年記念の特別なライブだったようです。
お客様も、びっしりと席を埋めています。
可憐な前半が終わり、 ホワイトチョコレートのお菓子で緊張がほぐれて・・・しっとりと後半の始まり。
濡れたヌードのようなベージュのドレスに衣装替えと、ガラリと雰囲気を変えた一曲目は「エマニュエル夫人」。
大人の女性の時間です。
恋に傷つき、人生を憂う・・・・想いを吐露する歌の数々は、年を重ねたからこそ味わえる美酒のようで・・。
まるで、舞台を観ているかのような後半の時間は、あっという間に過ぎ去りました。
こんなに素晴らしいシャンソンを、
身近に感じることができるのは、
「ベコー」を35年間大阪で花開かせ続けたオーナーの出口美保さんのお人柄あってのことと・・・
梨里香さんのお姿から、それははっきりとわかりました。
梨里香さんのライブは、関西では梅田ベコーと、心斎橋コンテ・ローゼで楽しむことができます。ぜひ、身近で心に響くシャンソンを体験していただけたらと思います。
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