私が小学校6年の時・・
初めて漫画クラブができた。
ほとんど男子ばかりのその新しいクラブに女子は私も含めて
ふたりだけだった。
最初の課題は「ごんぎつね」
りぼんやマーガレットに出てくるような夢見る少女漫画家の真似をしていた私には、きつねはもちろん与作?をどう描けばいいにか・・・非常に困惑しながら描いた記憶がある。
その中途半端な漫画は画用紙の冊子にされ、図書館に置かれた。
驚いたことに皆の力作は、ぼろぼろになるまで読まれたのである。
はるか昔のことではあるが、その原体験は今も私を困惑と喜びに浸らせてくれる。